四季報が発売されましたね!
影響力は絶大で、取り上げられた銘柄の中には大きく上昇する銘柄もあります。
しかし、四季報を鵜呑みにして失敗したケースもあるようです。
四季報で高値掴み
少し前の話ですが、四季報の情報により高値を掴んでしまう可能性があった事例を挙げます。
取り上げる銘柄は(8927)明豊エンタープライズです。
これだけでも何の話かご存知の方も多いと思います(笑)
投資を始めたばかりの方のために情報を共有します。
増益期待→突如、消える→減益予想へ
今回は四季報オンラインの情報に翻弄されたお話です。
こちらをご覧下さい。
(8927)明豊エンター
9/21の値動きは激しいですね。
順を追って簡単に説明します。
①8月末に18.7月期は大幅増益を期待できると公表し、そこから出来高を伴い、上昇。
②9月13日、18.7月期は大幅に伸びるが、19.7月期は通常通りの水準に戻る、と。
この状況を四季報は、「打ち上げ花火」「うたかた」と例えました。
18.7月期はドカンと上がるが、19.7月期は落ち着いてしまうのを例えたのだと思います。
③9月21日、事件は起きた・・・
「会社四季報オンライン」では、東洋経済による業績予想の修正がある銘柄について、毎週水曜日深夜にまとめて更新しています。
明豊エンタープライズ社(8927)につきましては、そうした銘柄の1つとして9月20日水曜日の深夜に新しく19年7月期の業績予想を掲載しました。
しかし、9月21日の午前に社内で予想の妥当性に欠けると判断、特別措置として急きょ予想の開示を中止しました。そして現状から判断できる材料を基にあらためて予想数字を作成し午後に再掲載に至りました。
会社四季報ONLINEから引用
21日の当社の株価は、上から下までものすごい値動きですね!
これは、下記の流れだったと思います。
19.7月期は増益が期待できると、見通しを一転。
そのサプライズで株価は大幅に上昇!
↓
しかし、お昼前に19.7月期の予想が突如消える。
なぜ??と市場は不安に覆われる。
↓
午後に再掲載される・・・ん?
増益予想から減益予想に変わって再登場!
結果的に下落で幕を引く。
記憶を遡って書いたので不確かなところもあるかもしれませんが、大まかな全体像はこんな感じだったと思います。
それでも四季報は重要な存在
私は四季報をよく利用します。
非常に参考になり、銘柄の発掘がとてもスムーズになりました。
四季報のおかげで上手くいった投資もあります。
編集されるのも人間であると考えれば、ミスは起こります。
大切なのは『何事も鵜呑みにしてはいけない』ということでしょうか。
私は投資をする前に一拍置きます。
自分でも調べてみたり、買付後のシミュレーションを行うなど、人によって様々な投資前の準備をすると思います。
欠かさず準備することにより、投資後にスピーディな状況判断と後悔のない選択を取れるようになると信じています。
最後までご覧頂きありがとうございます。
今後も四季報を購読したいと思います。
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