進撃の巨人の最新刊も、これまた次が気になる終わり方でしたね。
※このブログは株ブログです。
年末の株の売買で意識すること
年末は何かとバタバタします。
いつもは気を付けていることもど忘れすることがあるので、再認識いただくために、今回は注意すべきことをまとめました。
基本的な内容です。
株式の受渡し
いまから記載する内容はどれもこの当たり前なルールを忘れていなければ何も問題がないことです。
しかし、多くの人が年末の取引でうっかりしてしまいます。
証券マン時代も私自身よく注意していました。
①損益通算
②NISA
③配当・優待
以上の3つに注意です。
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①損益通算
損益通算とは、文字どおり確定した損失と利益を通算することです。
損益通算をすることで税金の還付を受けることが出来ます。
仮に100万円の利益が確定すれば約20万円の税金が引かれますね。
その後に50万円の損失を出せば、税金で持ってかれたお金のうち約10万円が返ってきます。
年間の取引で結局いくら税金を引けば良いのかは年末までわかりませんね。
なので、年内の取引においては取引毎に税金の調整が行われます。
重要なことは、年内いつまで損益通算ができるのかということです。
今年は26日(火)が取引最終日です。
この日の売買までは受渡しが年内(29日)になるからです。
ここまでの取引で確定した損失がある方で、いま含み益の株を持っていれば年内に確定した方が良いかもしれません。
反対に、ここまで確定した利益がある方で、いま含み損の株があれば同じく確定した方が良いかもしれません。
もちろん保有している株が還付金なんか気にならないぐらい上昇するから関係ない、という方もいらっしゃると思います。
また、損失に関しては申告によって繰越すことも出来ます。
譲渡損の繰越は来年からルールも投資家により有利に変わるのでそれも利用するのもありでしょう。
しかし、他の収入のことなども絡むし、めんどくさいから確定申告するのは嫌だな、って方はやはり年内の取引を意識する必要があるかもしれません。
※譲渡損の繰越の改定についてはまた改めてまとめます。
※※この内容は特定口座を対象にしています。
②NISA
損益通算と同様に26日(火)を意識しなければなりません。
2017年のNISA枠を利用しようと考えれば、受渡しが年内でなければいけません。
26日(火)に株を買うと29日(金)の受渡しであると先程も確認しました。
27日(水)に利用するNISAは既に2018年の分です!
ご注意を!!
しかし、これは株式の場合であって、投資信託を購入する際に2017年のNISA枠を利用しようとすれば、26日(火)でも手遅れの可能性があります。
株式の受渡しは約定日から4営業日後ですが、投資信託は商品により異なります。
投資対象が海外のものだと7営業日後などもあります。
また、株でもPTSナイトタイム・セッションの場合は25日が最終です。
NISAの枠が残っている方はご注意を!
③配当・優待
さて、配当・優待もここまで同様です。
12月末の決算に権利確定したいのであれば、26日(火)にその株を売ってはいけません。
保有者ではなく、配当・優待が欲しいのであれば26日までにその株を買わなければなりません。
配当・優待については他にも注意すべきことがあります。
それは信用取引での配当・優待について。
信用取引の配当・優待
ご存知の方も多いと思いますが、信用取引で買った株は優待がもらえません。
配当利回り同様に優待利回りを意識される投資家には信用取引の場合は気をつけなければなりませんね。
配当はもらえるのでしょうか。
こちらは優待とは異なる結果です。
信用取引で買建している場合、配当の権利はありませんが、『配当相当額』を受取れます。
買建の場合は配当相当額を受取り、売建の場合には配当相当額を支払います。
なので、売建している場合は配当相当額が残高から減ってしまいます。
「あれ、残高が少なくなっている!?」
これは売建の配当か、逆日歩のせいでしょう。
売建している場合は残高に注意です!
配当がある現物株は、権利落日に配当相当額だけ株価が下落しますね。
下落しても、その分配当金をもらえるので理論上は損失になりません。
信用取引では配当金がないので、買建は損ですし、売建はお得になるのでフェアではないですね!
なので、配当金が確定したあとに『配当相当額』のやりとりが自動で行われます。
決算日の2〜3ヶ月後に証券口座にて受け取ります。
『配当相当額』の場合は、配当金と異なり銀行受け取りが出来ず、証券口座受け取りの場合がほとんどだと思います。
ー以上3つの注意点でした。
今回は基本的な内容でしたが、今月の権利付最終日が年末でバタバタする時期なので再確認も合わせて載せました。
いまから年末を意識した取引が必要かもしれませんね!
ご覧頂きありがとうございました。
今後とも更新いたします!
【参考図書】
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