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株式投資 企業分析〜日邦産業〜【臨時便】

(9913)日邦産業

こちらの企業についてまとめている途中でしたが、先に株価の動きが激しくなり始めたので、【臨時便】として公表します。

私は第二四半期決算発表後から、『期待が剥げ落ちて暴落した銘柄』を分析して、内容が良ければ拾うようにしていますが、近頃そいつらが動き始めました。

※買付の推奨目的ではございません。投資は自己責任でお願いします。

 

いつもは分析内容を丁寧に記すよう心掛けておりますが、今回は要点のみ記載していきます。

 

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 「日邦産業の日足チャート」

 

どんな会社か?

独立系電子部品商社です。

自動車メーカー向けが好調に推移しており、決算発表への期待から株価はみるみる上昇していたが、第二四半期決算発表で上方修正なしでガッカリ!からの暴落!

ちなみに進捗率は87.5%(経常利益)です。

 

☆高すぎた期待と裏腹な決算内容で暴落したのは、先ほどブログ公開した『サンエー化研』と同様。こちらにはプラスαとして、強いテーマ性あり。 

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商社としての顔と、精密樹脂形成などメーカーとしての顔もあり。

EV関連のテーマに絡むことも期待できます。

メーカー向けに電子制御関連を手がけ、どんどん工場(国内外)に投資をしているが、それを吸収する収益を上げています。

PBRは0.4倍台です。 

 

要点のみで申し訳ありません。

詳しくは四季報や会社のHPもご参照ください。

 

前期は赤字!

赤字からの黒字は株式相場の上では盛り上がる一つの要因となりますが、『なぜ赤字だったのか』また、『今後は大丈夫なのか』これが重要になると思います。

 

特に円高によるダメージに注目したいです。

『為替差損』と『赤字の事業』を持っていたこともあり厳しい業績でしたが、四季報にも記載がある通り「赤字の事業・拠点の撤廃や縮小を断行」と記載があります。

 

為替レートは変更なしの113円!?

下期の為替レート(ドル円)は変更なしの113円です。

ここは懸念材料になります。

☆先週、IRに問い合わせて確認しましたので、下記に要約して載せます。

※IR担当の返答そのままではありませんのでご了承ください。

 

Q. 下期の為替レートについて教えてください

 

A. 下期の想定レートは変更なしの1USD=113円。
昨年度まで為替差損益の動きが激しく、皆様にはご迷惑をお掛け致しました。為替差損益の生じる主な要因は資金調達のほとんどを日邦産業(株)で行い、子会社に対して親子ローンで資金融通を行っており、この金銭債権債務から発生する為替差損益が主でした。前期中に為替予約その他の施策を講じ、為替変動の影響を受けづらくなっております。今期の第2四半期で発生しております1億円余の為替差損の多くは、為替予約によって生じたものであると報告を受けております。この為替差損は下期でも発生します。つまり、為替が動く動かざるにかかわらず発生します。
逆に言えば、為替が動いても金額に大きな変動はないと認識しております

 

 

いつも申し上げることですが、人の言うことは鵜呑み厳禁です。

この返答を見て、人によっては解釈が異なるかもしれませんが、私は「少し安心する内容だな」と感じました。

 

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進捗87.5%でなぜ通期据え置き

上記にも記載したように、上方修正がなかったので一旦調整しました。

しかし、進捗は好調と考えます。

 

ここまで進捗した上で上方修正しない場合、何かあるのではないか?とむしろ不安になります。

そこで調べてみると、『連結会計年度末において退職給付債務の計算を原則法に切り替える予定』との記載がありました。

債務の計算が切り替わるのであれば、もちろん業績にも影響があります。

その影響額が確認できるまでは見通しを据え置く姿勢だということですね。

 

また、これも問い合わせた際に伺った内容ですが、「下半期の売上が上半期に前倒しで計上されていることが一部想定される」とのお応えもありました。

 

 

ここまでの内容をざっくりまとめると 

・ 下期にも為替差損は発生するけども、ある程度想定できる仕組みにあるので、企業としてこの影響はすでに把握できている

 

・好進捗においても上方修正しなかった主な理由は、退職給付債務の計算のやり方を変えるからその影響がいくらかわかるまでは具体的に動けない

 

 こんな感じでしょうか。

 

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いつもやる財務分析など・・・

今回は臨時なので、細かい内容説明を省きます。

財務的に問題は無さそうですが、個人的には良いとは思いません 

負債の割合が大きいと感じますし、純資産などは少しずつ減っています。

業績動向にもムラがあり、過去の実績からの信用度が低いです。

 

 

先週になりますが、私の場合は本当に一部の資金のみ投資しました。

右往左往してしまう投資活動を行いたくないので、財務状態が良好で割安な企業に大半の資産を割くスタンスだからです。

 

仮に投資をされる場合、こちらはすでに上昇が始まっているので、ご自身でもしっかり調べて上で最終的な判断を下した方が良いと考えます。

投資は自己判断と自己責任でお願いします。

 

ご覧頂きありがとうございました。

他の記事でも分析をご覧頂けましたら幸いです。

【参考記事】 

【おすすめ本】

株式投資の王道 プロの目利きに学ぶ「良い会社」の見分け方