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株高でもドル高円安にならない【利上げ≠ドル高】

株高でもドル高にはならない

昨年までは日本株の上昇は円安と共に訪れるイメージが強かったです。

そして、「利上げをするとドル高円安になる」と言われていました。

しかし、ここ数ヶ月の日米の株価は上昇しているのに対して、為替は多くの方が当初考えていた動きではないと思います。

特に今週の水曜日(22日)からもう一段と円高に進み、本日(24日)の朝の段階では一時111.18円でした。

投資家としては気になるところだと思います。

 

ちょうど11/24今朝のモーサテを見て、この点について参考になるお話がありましたので共有します。

解説はJPモルガンの佐々木さんでした。

この方は、14年15年と円安が進行し120円以上の為替の頃に、「ドル安円高になる」とおっしゃていた記憶があります。

野村證券の為替のトップである池田さんと「円安vs円高」の対決企画を2年ぐらい前にやっていました。

池田さんは円安に強気で、真っ向から佐々木さんに挑んでおりましたが、撃沈しました。

※以下、JPモルガンの佐々木さんのお話を簡潔にまとめたものであり、発言内容そのままではございませんのでご了承ください。

※また、紫色の文字で書いてあるのは私の意見です。紫色は飛ばして読んで頂いて結構です。

※投資判断は自己責任でお願いします。

 

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資本調達通貨としてのドル

好調な世界経済を背景に、資本調達通貨としてドルが売られ、高金利通貨を買う傾向にあります。

好景気になればドルが資本調達通貨としての色合いが強くなる。

金利の高い通貨に投資をするために世界中の人がドルを借り入れて投資をしているということ。

資本調達通貨とは投資目的で借り入れられる通貨、また、キャリードレードのために使われる通貨のこと。

例えば、金利の安いドルを売って、金利の高いリラを買ったりレアルを買ったりする。景気が良いと多くの人がリスクを取ることに積極的になるのでこのような動きがあります。

 

利上げをするがドル高にはならない

JPモルガンとしては来年の利上げは4回行うと考えており、市場予想より強気です。

しかし、利上げ=ドル高ではないとの見解。

好景気なので利上げを行うが、好景気なので資本調達通貨としての色合いが強くなるので、結果的にドル高ではない、と。

前回の利上げ局面である2004年〜2006年においてもドル高になっていない。

上昇するのは利上げを行う前であり、利上げ期間中は横ばい。

確かに利上げの話が上がった当時、日銀の金融緩和も合わさってか為替はどんどん円安ドル高に進んでいましたね。しかし実際に利上げが進行して行くにつれ為替は軟調に推移し始めました。

 

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来年は108円〜115円のレンジ

来年もJPモルガンは現在のように円高水準と予測。

日本はイールドカーブコントロールの政策がゆるくなり、長期金利が上がるかもしれない。

日米の10年金利差が縮むことによる下押し圧力があるので、上値は切り下がり108〜105円が来年の予想。

ドルもここまでの説明を見る限り、大幅な金利の上昇を見込むどころか、上昇するのかも怪しい感じですね。『金利が上がってしまう円、金利がなかなか上がらないドル』この状態であるため、金利差が縮まります。

そして、円安局面で鮮明だった『金利の低い円から金利の高いドル』という構図が弱くなり、円安ドル高の流れも弱くなっていると考えます。

お金というのは金利が低い所から高い方に流れて行くと言われています。金利のギャップが大きければ大きいほどその流れが強くなります。ドル円はギャップが小さくなるので流れが弱くなってしまうのですね。

 

今朝、Twitterで申し上げたように日本企業の下期の想定為替レートを考えると、110円を下回ると日本株としてネガティブかもしれません。

今後も為替の動きにも注目したいです。

 

ー以上です。 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

今後とも更新していきます。

 

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