今年初の6日続落
この局面をどのように迎えているでしょうか?
昨日の売買代金は3兆7703億円ですので、ボリュームはありました。
出来高が減り、ズルズル下がる方が個人的には相場が終わってしまった感があるので、毎日出来高だけは寝る前に見ています。
今後の相場展開についての言及は明日改めて記します。
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今回は当ブログで初めて企業分析をした(6113)アマダHDのその後を追います。
皆様の保有株も決算を迎えられたと思うので、色々と照らし合わせてみて下さい。
※このブログは銘柄の推奨を目的としていません。分析の共有を目的としています。
ー10月の上旬に書いたブログで取り上げた銘柄は工作機械のアマダHDでした。
分析内容は、まず財務的にピカピカで同業他社より利益率も高く、また株主対策においても申し分ない企業でした。
急成長株ではなく、優良株といった感じなので、暴騰はなく順々に上昇を期待する銘柄だと思っています。
11月14日決算発表
・経常利益11%上方修正
・増配2円
・四季報予想は元々【会社比強気】でしたが、それも上回りました。
・2008年の過去最高益を更新する着地予定へ
ーこんな感じです。
これはある程度予測できるものでした。
今回、企業分析をする上で改めて大事だと感じたのは『違和感の解消』です。
ーざっくりですが、当時を振り返り、実際の思考プロセスを載せます。
・同業他社はどこも第一四半期から好調で軒並み株価上昇
・財務状態悪くない、利益率は他社より優れている
・想定為替レートも低く上振れ余地大きい
なぜ上がっていない??
少し調べてみると「SBI証券の業績進捗状況」が雨マークで、他社の好調を横目に、あまり見栄えが良くない第一四半期だったのかもしれません。
でも昨年度も第一四半期時点では進捗は良くなく、第二四半期から大幅に進捗しているので問題ないのでは??
工作機械の需要が伸びる中、他社に劣る部分があるのかな??
ここまで考える人は多いです。
しかし、そこから突っ込んで調べる人は少ないです。
決算書類を読み、第一四半期で利益が上がっていない理由を調べたり、IR担当に直接聞いたりすることで表面上では見えないカラクリに気付きます。
ーこれは誰でも出来ることですが、面倒なので多くの人はサボりがちです。
逆にいったら多くの人が表面しか見ていないので、アドバンテージが生まれます!
調べた上で、「やはり投資するほどでは無いな」と結論付けるケースの方が多いですが、自信を持って投資が出来るよう覚えた違和感をそのままにせず、解消していきましょう!
違和感を覚えたらチャンスと思っています。
最後に補足
ーよくある失敗を載せます。
想定為替レートを載せている企業は多いです。
ドル円105円に設定していれば、それより円安水準になればその分だけ利が乗ります。
なので、想定レートが低いと喜んでしまいがちです。
Q.想定為替レートが105円だったら良いのか?
A.そうとも言えません。
当たり前ですが、為替が絡む商売が少ないのであれば、利益に対する影響も少ないですね。
海外売上比率を見たり、『ドル円が一円動いたらいくら利益が動くのか』を確認しないことには想定レートがいくらであろうと良し悪しがわかりません。
ー以上です。
アマダHDは決算前の数日間でピッチ早く上昇してきたので、この地合いも重なり一旦調整するかもしれませんね。
状況によっては、前回載せた予想株価までいかなくても利益確定しても良いかもしれませんね。
もちろん投資は自己責任でお願いします。
【当該記事】
お時間あれば当該記事もご覧ください。
ありがとうございました!
【何度か掲載しましたが、お勧めです】