買った株が上がるのかは結果的に誰もわかりません。
ただ、成長し続ける企業の株が将来的に上昇すると思います。
投資を検討する企業が大きく成長する気があるのかどうか、確認できれば便利かと思います。
今回は、企業の成長性を図るワンポイントをご紹介します。
ワンポイントなので短く、簡単です。3分以内です。
さっそく結論。
成長のためのお金を投じているか営業・投資CFで確認する!
これを見るだけです。
営業・投資キャッシュフロー(CF)の確認のみです。
キャッシュフロー(CF)は企業の決算資料等に記載されています。
簡単にいうとお金の動きを帳簿に記したものです。
「仕事でこれぐらい給料もらったけど、家賃や携帯代を差っ引いて、残りの現金はこれだけだよ」みたいなもんです。
過去記事で簡単にCFについて説明しましたので流し読みしてください。
さて、成長のためのお金を投じているのか営業・投資CFを見ていくわけですが、この内容もいたって簡単です。
営業CFの中の減価償却費
よりも
投資CFの支出
の方が大きいこと!
はい、以上です。
投資CFの固定資産の取得による支出と売却による収入との差額が、営業CF内の減価償却費よりも大きければ将来への投資を積んでいると言えると思います。
資産の価値がすり減っていく部分以上に新しく投資をしていくのであればそれは成長意欲があるとみえますし、減る分を補填するだけならそれは現状維持ですよね。
キャッシュフロー表も数年追いかけて見ていくと良いと思います。
この企業は将来への布石をしっかりと打っているのか、大事なお金を投資するのであれば要チェックです。
〈スポンサーリンク〉
ちなみに、営業CFは本業の稼ぎですからマイナスですと厳しいですが、投資CFがプラスの場合はどうなのでしょうか?
続くようであれば私はあまり芳しい状態ではないと思います。
現金は一時的に増えるのかもしれませんが、投資CFがプラスということは固定資産などを売却して現金を作っているので成長する企業の姿では無いように思えます。
「家財も売って婚約指輪も売ってお金を作らなきゃ」
→これは言い過ぎかもしれませんが、こんな感じです。
今回はこんな感じです。
キャッシュフローは現金のありのままの流れなので、とても重要です。
見ることを習慣化したいですね。
キャッシュフローについてもう少し知りたい方は、有名ですが、私も読みやすいと感じた本なのでこちらをお勧めします。
【参考図書】