今回もリクエスト頂いた企業の分析をします。
ツイッターにも書きましたが、初めて私のブログの「読者」に登録頂いた方からのご依頼でした。
パッと見た感じ、投資の勉強をする上で良い企業ではないか、と思います。
サラリーマン投資家はこのような企業を保有する方が安心して置いておけるかもしれません。短期投資向きでは無いと思います。
※買付を推奨するブログではなく、分析を共有するブログです。
銘柄コード(9889)
JBCCホールディングス
を分析していきます。
今回は全体像がメインになると思います。
私もまだ調べ始めたばかりですので、リアルタイムの進行で行きます。
なぜ良い企業と思ったか?
パッと見た感じ投資の勉強に良いかも、と初めに書きましたがそれはなぜか。
→私はIT業界に詳しくありませんが、企業側が個人投資家向けの資料をとても丁寧に作成してくれています。
基本的にIRが丁寧ではない企業は投資する気も起きません。投資家を気にかけない企業は株価のこともあまり考えません。
→企業が公表する貸借対照表(B/S)を見ると、財務的に健全に見えます(具体的には後程)。安全な企業に大切なお金を投資したいですね。
→明確な改善点が見える。そして、企業がその点の改善に積極的姿勢を示している。
改善が進んだら企業価値は上がっていくと思います。
その場合、中長期的に株価も上がるかもしれません。
今回はこの3つですね。
財務的に大丈夫かどうかは、投資を検討する上で必須な確認事項です。
他の企業分析はこちら→www.idhry-investor.com
さてさて簡単に、
JBCCはどんな企業?
→ITインフラ構築の大手。システム設計から開発、構築、運用まで(四季報参照)
業種はSI・ソフトウエア開発 です。
Q. SI (システムインテグレーター)ってなに?
A. ITで社会に必要な仕組みを作る情報サービス企業のこと
1964年、日本ビジネスコンピューター株式会社として創業
→だからJBCCなのか。お洒落になりましたね。
創業時は『日本初の漢字変換可能なオフィスコンピューター等のオリジナル製品の開発、製造、販売』とHPに書いてあります。老舗っぽいですね。
途中、IBMと提携して大きくなったようです。
これらを見る限り、社会的ポジションがある程度決まっている、しっかりした企業に見えます。その反面、爆発的な成長を期待する企業では無いように思います。
しかし、
こちらの素晴らしいところは、明確なビジョンを示し、それに向けて着実に進んでいるところでしょうか。
詳しくは順々に書いていきます。
これからが企業分析です。
見ることは、ざっくり順不同でこんな感じでしょうか。
・業績動向(何で稼いできた?今後は?)
・財務状況(お金の状況は問題なさそうかな?)
・事業構造(ビジネスモデルはどんな感じ?)
しかし、長くなるのでこれは次回に譲ります。
IR担当の返信待ちな部分もあるので。
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今回の最後に
先日発表の決算について
10月26日第二四半期決算の発表がありました。
→減収増益ですが、良い内容だと思います。
売上が減少して、利益が増えたということですね。
売上が下がるのは基本的によくありませんが、今回の内容はどのようなものだったのでしょうか。
→機器販売の子会社を売却して全体の売上が減ったのと、ストック型ビジネスにシフト(クラウドへ)していることが大きな要因です。
仕方ないと言える内容だと思います。むしろ次に繋がっていると言えます。
詳しくは次回書きますが、収益向上への姿勢が功を奏しているので、利益が増えています。
また、当初計画を上回っていますが、通期は据え置きです。
上方修正の可能性を残していますね。
これらを判断材料として投資をするのはまだ早いと考えます。
企業分析を行い実際の価値を測り、投資すべきか検討すれば良いと思います。
企業価値 > 現在の株価
このギャップが大きく、そして、なるべく早くそのギャップが正される企業に投資したいですね。
今回は以上です。
過去記事ですがお時間があればぜひ。
ありがとうございました。
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